自然現象の神秘
西オーストラリアが誇る、自然界が織りなす数々のイベントを紹介します。
アワビ(11月~12月)
世界各地の温暖な海域の沿岸で獲れるアワビ。繁殖と成長に最適な気候を持つ西オーストラリア州ではとりわけ多く獲れます。期間限定の収穫時期になると西オーストラリア南側の沿岸では、毎日旅行者や地元の人々が珊瑚礁でアワビを探す光景が見られます。
サンゴの産卵とジンベイザメ(3月~5月)
3月の満月の晩、ニンガルー・リーフの海では200種類を超える珊瑚の産卵が見られ、これを皮切りに数カ月間、海はドラマチックな変化を見せます。まずオキアミなどの小さな生物が珊瑚礁に群がり、それを狙う大きい魚たちや優しい巨大海洋生物のジンベイザメまでもが集まってくるのです。
イルカ(通年)
西オーストラリア周辺の温暖な海域は、陽気なバンドウイルカの住処になっています。旅行者がイルカと出会うチャンスの特に多い場所は、サウスウエスト地域(南西部)のバンバリー、パース周辺のマンジュラとロッキンハム、コーラルコーストのモンキー・マイアです。
イルカの性質の体験は各地で異なりますが、それらの殆どは何らかの交流や教育が可能です。イルカとの交流はきちんと管理されており、一部では監視下のもとで野生のイルカと一緒に泳ぐこともできます。
フェアリーペンギン(9月~6月)
最も小さいペンギンといわれる、フェアリーペンギン。パース市内から1時間ほどのショールウォーター海洋公園では、自由に泳ぐフェアリーペンギンを見ることが可能。繁殖地のペンギン島でも多くのフェアリーペンギンと、島の砂地や岩場で出会うことができるでしょう。
渡り鳥(8月~11月)
春になると、どこまでも続く青空に渡り鳥の群れが戻ってきます。ブルームのローバック湾では推定約175,000羽ものシギやチドリが、ノースウエスト(北西部)はカササギガン(マグパイ)、ガチョウ、カモ類、トキ類、ジャビルというコウノトリの仲間が、更に南部では色鮮やかなオウムとワライカワセミがよく見られます。
アシカとオットセイ(通年)
海の道化師、ニュージーランドオットセイと世界的にも珍しいオーストラリアアシカは南の沿岸、とりわけパース、アルバニー、エスペランスに多く生息しています。年間を通して見ることができますが、多くのツアーは繁殖地への影響の最も少ない9月半ば~6月後半までに組まれています。
月への階段(3月~10月)
3月から10月の各月3回、ある条件がそろうと、ノースウエスト(北西部)のブルームでは「月への階段」という神秘的な現象を見ることができます。干潮時のよく晴れた満月の夜、水平線すれすれに月が現れ、その光が海水の引いた干潟を照らし、まるで月へと昇る白い階段のように見えるのです。
ウミガメ(12月~2月)
ニンガルー・リーフにはアオウミガメ、アカウミガメ、タイマイ、ヒラタウミガメが交尾をし、砂浜に上陸して産卵するという自然のドラマを展開します。ウミガメ繁殖コロニー再生の環境プログラムに参加すると、産卵と孵化を観察できます。
クジラの回遊(5月~12月)
ザトウクジラやセミクジラは5月になると繁殖のために南の海から暖かい北の海へと向かい、そして11月になると冷たい南の海へ帰っていきます。さまざまなホエールウォッチング・クルーズを利用でき、また陸上にもクジラがよく見える多くの観察ポイントがあります。
ワイルドフラワー(7~11月)
この季節はあちこちでワイルドフラワーが咲き、西オーストラリアは鮮やかに彩られます。シーズン中は各地でたくさんの花々が別々の時期に満開になります。個別に訪れてもいいし、ツアーに組み込まれたプランでも心ゆくまで鑑賞できます。
気候
西オーストラリア州の気候は熱帯性気候(北部)、乾燥および半乾燥気候(内陸部)、温帯性気候(南部)、地中海性気候(パース近郊)と多様。南半球にあるため、季節は日本と逆になります。
北部
北部は乾季(4~9月)と雨季(10~3月)という明らかに異なる2つの季節があります。乾季は日が長く、澄み渡った青空がひろがります。気温差は日中の34℃、夜間の24℃ぐらい。雨季になると熱帯性の季節風が雨をもたらすため、湿度が非常に高くなり、気温は30℃台半ばから後半。
南部
南部は比較的穏やかな気候。全般的に日照時間が長いのが特徴です。パースは、他の州都と比べ最も日が長く、1日の平均日照時間は8.8時間。日ざしは年間を通じて強く、日焼け止めやサングラスは必需品。気温は、サウスウエスト地域(南西部)の海岸地帯では、夏の平均気温32℃、冬は14℃くらい。最新の天気予報はBureau of Meteorology (英語)を参照してください。