パース(Perth/Boorloo)の活気に満ちた港町、フリーマントル(Fremantle/Walyalup)では、1時間の滞在で最高の思い出を作ることができます。豊かな海洋史、囚人たちが歩んだ歴史、そして植民地時代の遺産が溶け合うこのユニークな港町で、ゆったりと流れる時間を感じながらインド洋に沈む壮大な夕日を眺めましょう。

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「フリオ(Freo)」の愛称で親しまれているフリーマントルには、19世紀の港町の雰囲気を色濃く残す、世界でも珍しい貴重な街並みが残っています。クルーズやフライトの前後、宿泊施設のチェックイン後、ミーティングの合間やライブに向かう途中など、ちょっとした時間を活用して訪れる価値のある、魅力溢れるスポットです。


素足で過ごす、贅沢なカクテルタイム

フリーマントルのベイザーズ・ビーチ(Bather’s Beach)には、パースで唯一、海岸線沿いに位置するバー&ラウンジ、「ベイザーズ・ビーチ・ハウス(Bathers Beach House)」があり、大海原を目の前に、ビーチでサービスを楽しむことができます。デッキチェアに身を預けて靴を脱いだら、モヒート(カクテル)を片手に足元の柔らかな砂浜を素足で感じてみましょう。正真正銘のラグジュリーを体験できる最高の瞬間です。ベイザーズ・ビーチ・ハウスの波打ち際の席を確保して、至福の日曜日を満喫しながら一生の思い出となる美しい夕日を眺めましょう。


ベイザース・ビーチ、フリーマントル

フリーマントル、ベイザース・ビーチ


時代を超えて、レトロな宝探しへ出発

西オーストラリア州で、時を超えて愛されるファンキーでレトロな宝物を探しに出かけましょう。最高のお土産が見つかるかもしれません。自由な雰囲気に満ちたフリーマントルには、20軒を超えるファッション・ブティックや古書店、レコード・ショップ、昔ながらの古着屋が、ワリヤラップ・コート(Walyalup Koort)を中心に並び、訪れる人々を魅了しています。多くの店舗では、フリーマントル誕生当時のジョージアン様式やビクトリア様式の建築を大切に守りながら、厳選された一点物のアイテムや初版本、愛情を込めて使い込まれた品々、アップサイクル品などを取り扱っており、懐かしさと新しさが見事に融合する、発見に満ちた空間が広がっています。


歴史と個性が息づく、注目のマーケット

開業当時のフェデレーション・ロマネスク様式の石畳がそのまま残るフリーマントル・マーケット(Fremantle Markets)は、100年以上の歴史を色濃く感じられる人気のスポットです。地域の住民にも愛されているこのマーケットは、エスプレッソや焼きたて高級パンの芳醇な香りに包まれています。また、「ザ・ヤード(The Yard)」エリアでは、新鮮なオーガニック野菜やチーズ、肉類、インド洋直送のシーフードなど、西オーストラリア州を代表する味が所狭しと並んでいます。一方、「ザ・ホール(The Hall)」では、地域で活躍する独立アーティストや職人、ファッションや家具を手掛けるデザイナー、ヴィンテージ作品のコレクターなどが多彩なアイテムを展示・販売しています。マーケットは、毎週金・土・日曜日と祝日の月曜日に営業しています。フリーマントルならではのユニークなアイテムを探しに行きましょう。夢中になっているうちに、1時間があっという間に過ぎてしまうはずです。


フリーマントル・マーケット、フリーマントル

フリーマントル、フリーマントル・マーケット


忙しい日常を忘れ、本来の自分を取り戻す

フリーマントル(Fremantle/Walyalup)は、穏やかな静けさと心地良い活気が溶け合い、自由で温かな雰囲気に包まれた町です。芝生やビーチで開かれるヨガクラスに参加して、潮風を胸いっぱいに吸い込みましょう。カパラ・カフェ(Kapara Café)やロウ・ロウ・ロウ(Raw Raw Raw)には、ビーガンにも対応する野菜や果物中心のメニューが揃っています。また、ハイ・ストリート(High Street)やサウス・テラス(South Terrace)、クイーン・ストリート(Queen Street)には、心と体のバランスを整えるヒーリングスポットが点在しています。スピリチュアルな要素も取り入れた若返りマッサージ・セラピーから、アーユルヴェーダ、ヒーリング・クリスタルなど近年脚光を浴びている新タイプのセラピーまで、フリーマントルには心身共に輝きを取り戻せる場所が揃っています。


食通も唸る、味の宝庫を巡るグルメな旅

古き良き時代の面影を残しながらも、個性豊かで大胆な一面を併せ持つ、明るい陽射しに包まれたフリーマントルは、西オーストラリア州におけるオープンエア・ダイニング発祥の地としても知られています。開放的なカフェ文化と、ボート・ハーバー(Boat Harbour)で水揚げされる新鮮なシーフードに魅了された実力派シェフが続々とフリーマントルに集い、世界中から注目を浴びる多彩なグルメシーンが育まれました。

特に人気の高い場所としては、クラフト地ビールが自慢のゲージ・ローズ・ブルワリー・カンパニー(Gage Roads Brewing Co.)、逸品ワインを少しずつ味わえるH&Cアーバン・ワイナリー(H&C Urban Winery)などが挙げられます。また、海辺の老舗レストラン、シシェレロズ(Cicerello’s)では、本場のフィッシュ&チップスが楽しめます。さらに、イタリア伝統料理を極めるヴィン・ポピュリ(Vin Populi)、多文化社会ならではのユニークな料理で高評価を得ているエミリー・テイラー(Emily Taylor)など、魅力的なダイニングの選択肢が揃っています。選択肢が多すぎて決められない方は、フリーマントル・フードラバーズ・ツアー(Fremantle Food Lover’s Tour)を利用してみましょう。経験豊富な現地のガイドが、ご希望に応じて隠れた名店へ案内してくれます。

シセレロズ、フリーマントル

フリーマントル、シシェレロズ


1800年代へと誘う、歴史の名残が色濃く残る町並み

歴史の息吹が感じられるフリーマントルは、時を忘れていつまでも滞在したくなる港町です。もちろん、60分という限られた時間しかなくても、フリーマントルの魅力はしっかりと楽しめます。ツーフィート&ハートビート(Two Feet & a Heartbeat)のツアーに参加すれば、フリーマントルを知り尽くしたガイドの案内を受けながら、歴史や伝説、ストリートアート、文化、世界遺産の名所など、選りすぐりの情報やスポットを1時間で効率良く巡るアドベンチャーを実現できます。

一方、自分のペースでタイムスリップを楽しむオプションも人気です。ジャカランダの並木道やモートンベイ・フィグの木陰をのんびり歩きながら、フリーマントルの中心へ向かってみましょう。ワリヤラップ・コート(Walyalup Koort)にある壮麗な時計塔と絵画のように美しい建物が見えてきます。ワリヤラップ・コートから伸びる道は、どの方角に進んでも、見事に修復された歴史的建造物に導いてくれます。

注目のスポット「フォーモ(FOMO)」は、ホーカー風の多国籍フードコートや、インスタ映えする遊び心に溢れたアート作品が並ぶ現代的な複合施設です。また、フォーモから徒歩ですぐ行けるマニング・ビルディング(Manning Building)内には、厳選されたアイテムを取り扱うブティックが多数入っています。フェデレーション様式のバルコニーが印象的なカフェやバーのテラス席で、コーヒーやクラフトビールを片手に19世紀の風情をじっくりと味わうのが人気の過ごし方です。


アーバンアート、フリーマントル

フリーマントル、現代風ストリートアート


(情報:2025年2月現在)