バッセルトンには、思わず足を止めてしまうような海岸があり、何時間でも楽しめそうです。象牙色の砂と、その端に打ち寄せる透明なターコイズブルーの波に目を奪われることでしょう。そして、遺産登録された全長1.8kmの桟橋から海へと目を向けると、5月から12月にかけて、何万頭ものクジラが毎年回遊のために通り過ぎるのが見えます。そして、それはほんの始まりに過ぎません。

パースからバッセルトンまでは、車でおよそ2時間半です。バッセルトン・マーガレット・リバー空港は、町の中心から6.5 kmのところにあり、A330型機から自家用機まで、あらゆる航空機に対応しています。

バッセルトンは、有名なワイン産地であるマーガレット・リバーの最北端に位置しています。ダンズボローまで車でわずか23分、マーガレット・リバーの町まで42分で、セラーの扉やレストラン、ブドウ園が道沿いに点在しています。

しかし、まずはジオグラフ・ベイで足を浸し、静かな浅瀬の入り江を堪能したいものです。インド洋の水深は非常に深く、バッセルトン桟橋は何度も拡張され、南半球で最も長い木造の桟橋となりました。その先には水中展望台があり、大きな窓から色とりどりのサンゴや模様のある魚、時にはカメを間近に見ることができます。水面下の数フロアを、全く水に濡れずに降りることができます。

150年以上の歴史を持つ桟橋は、青々とした遊び場が広がる海岸に面しています。そこでは、クジラの尾びれから落ちる水を浴びたり、実物大の難破船をロープでよじ登ったり、巨大なタコの上をよじ登ったりと、子供たちは思い思いに遊ぶことができます。

また、この辺りは、最近増えてきた地ビールメーカーの新顔、シェルター・ブルーイングの本拠地でもあります。子供たちを見守りながら地ビールのペール・エールを飲み、潮を吹いて水平線からブリーチングするクジラを眺めてみてはいかがでしょう。

バッセルトンは、職人技の光る食品、農産物、工芸品を取り揃えた、2021年末にオープンしたオリジンズ・マーケットにより活気がみなぎっています。今後数年のうちに、新たな舞台芸術センターと賑やかなダイニング&エンターテイメント地区が登場する予定です。お目見えの前に、訪れてみてください。