地球上で最も幸せな動物、クオッカが生息するロットネスト島は、手つかずのビーチ、アクアマリンの入り江、サイクリングコースや散策コースがある休日のスポットです。最高なのは、この車乗り入れ禁止の自然保護区へは、州都パースからフェリーでわずか30分で行けることです。

ロットネスト島行きのフェリーは、フリーマントルとヒラリーズ・ボート・ハーバーから出航し、軽飛行機やヘリコプターの場合は各地から遊覧飛行ができます。パースと島を結ぶ19kmの海峡を渡ったら、徒歩、レンタサイクル、電動サイクルで探検。また、シャトルバスや全周11kmの島を周回する乗り降り自由のバスも利用できます。

ロットネスト島のビーチは、まばゆいばかりの白い砂、つま先まで見えるほどの透明な水、自然が形作った岩の入り江など、まるで楽園のようです。ひっそりとした砂浜は計63か所あり、舗装されたサイクリング・散策コースで結ばれています。ザ・ベイスン、ジョーディー・ベイ、リトル・パラキート・ベイはトムソン・ベイの集落に近いスポットで、ウエスト・エンド方面は荒々しい魅力に満ちています。9月から11月にかけて回遊してくるザトウクジラのブリーチングや、浮かぶアザラシ、水から頭を出すイルカを見ることができるスポットもあります。水面下には、20種のサンゴ、135種の熱帯魚、豊富な海草が生息しています。パーカー・ポイントとリトル・サーモン・ベイには、水中パネルが点在するシュノーケル・コースがあります。また、島の中心部には案内標識付きのウォーキング・コースが縦横に走っており、45km以上のルートやボードウォークを歩くことができます。

もちろん一番の目玉は、笑っているように見えるフレンドリーな有袋類、とても写真写りのいいクオッカです。数えきれない有名人のセルフィーに写っただけでなく、この西オーストラリアの象徴的存在は、この島の名前の由来でもあります。17世紀のオランダ人の船乗りが、このかわいい動物を大きなネズミと間違えたことが、島名の由来となったのです。

アボリジニの人々は、その時代よりはるか前からワジェムプ・ビディ、すなわちロットネストをよく知っていました。体感的なアボリジニ・ツアーに参加して、この島の文化的・精神的な重要性について理解を深めてください。

夜は、エコなグランピング・テントや歴史あるコテージ、快適なホテルでくつろいだり、キャンプ用品を持って行って、海の向こうにきらめく街の灯りを眺めながらシンプルライフを楽しんだりしましょう。