ふわふわの毛皮で大人気のクオッカは、パースの都会的な海岸線からわずか19kmの所に浮かぶ、人口の少ないロットネスト島に暮らしています。この島には車が走っておらず、天敵になる動物もいないので、クオッカはオーストラリアでも最もフレンドリーで最も写真映えする有袋類として私たちを迎えてくれます。

クオッカに出会ったり、クオッカが暮らす島に行ったりしたことがない方向けに、動物使いで冒険家、そして公式のクオッカ・ダンディーであるアラン・ディクソンと協力して、クオッカの素晴らしさをまとめました。


クオッカは、世界で最も幸せな動物と呼ばれている有袋類です。

「私は、ロットネスト島のビーチはオーストラリア全体でも抜群だと思います。冗談ではありませんよ!楽園の絵葉書のように無数にあり、集落から出ればビーチを独り占めできます。

私が何度もロットネスト島を訪れるのは、主にはクオッカに会いたいからです。既に少なくとも30回は訪れました。クオッカに会うと、必ず笑顔になれます。

目の前でクオッカに会うとどのような気持ちになれるのか、言葉で言い表すのは困難です。こんな動物が存在するのだということを脳が理解できず、圧倒されるのです。偽物のように可愛いのですが、本物なのです!」

– アラン・ディクソン


クオッカは、西オーストラリア州のロットネスト島原産で、10年も生きることがあります


クオッカ (Quokka)のロットネスト島 (Rottnest Island)

ロットネスト島のクオッカ


クオッカは、83ヶ所の美しい湾とビーチが自慢の楽園のような島に暮らしています

リトル・アームストロング湾 (Little Armstrong Bay)、ロットネスト島 (Rottnest Island)

リトル・アームストロング湾


クオッカは、大変賢い動物です。芸を覚えたり、ジェスチャーを覚えたり、さらには簡単な合図を覚えたりできます!

クオッカ (Quokka)のロットネスト島 (Rottnest Island)

ロットネスト島のクオッカ



ロットネスト島に定住しているのは、わずか300人のラッキーな人々で、その中には1人の教師もいます!

ロットネスト島 (Rottnest Island)での空撮

ロットネスト島



毎年、70万人近くがロットネスト島を訪れます。もちろん、私たちもこの島が大好きです!

シュノーケ リングのリトル・サーモン湾 (Little Salmon Bay)でのロットネスト島 (Rottnest Island)

リトル・サーモン湾



島では、キャンプ場、サイクリングロード、そして道路を跳びはねているクオッカが見られます

クオッカ (Quokka)のロットネスト島 (Rottnest Island)

クオッカ

#QUOKKA と会う時のエチケット

クオッカは人間をとても信頼してしまうので、クオッカとポーズして写真を撮影するときには注意が必要です。自撮り棒を使うといいでしょう。十分に距離を保って撮影できるからです。

島の環境責任者を務めるホリー・ナイトは、クオッカに自分の方から近寄っていく必要はないと言います。座って待っていれば、クオッカの方から必ず寄ってきて挨拶してくれるからです。

「最も簡単に自撮りができるのは最大集落です」と、ナイトは言います。「クオッカに会うにあたって最も良い時間帯は、午後4時か5時です。夕暮れになると、たくさんのクオッカがパン屋のある緑の広場にやってきます。クオッカは草が大好きなのです」

ナイトによると、ひらけたトンプソン湾エリアのクオッカが最もフレンドリーで、その他はカメラを向けると少し恥ずかしがり屋かもしれないとのことです。

「私たちは、整備された道から外れてブッシュに入ってクオッカを探しにいく人がいたら、そうしないようにお願いするようにしています。ブッシュに分け入ると、自生している植物を踏みつけてしまったり、蛇が多い地域に迷い込んでしまったりするからです。指定の道だけを歩き、保護区にいるクオッカには近寄らないようお願いしています。なぜなら、保護区にいるクオッカはとても野生的で怖がりだからです。

また、言うまでもないことですが、クオッカを触ったりクオッカに餌をやることはできません。さらに、母親のクオッカやその子供たちからは十分距離を取りましょう。