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質疑応答
西オーストラリア州のロードトリップで一番好きな点はどのようなことですか?
西オーストラリア州でのロードトリップで一番好きな点は、多様な可能性があることです。たとえばパース (Perth)にいても、そこから数時間ドライブするだけで、まったく異なる生態系に出会うことができます。ふと気付くと、どこまでも広がる壮大な塩湖の景色に囲まれていたり、海面からそびえ立つ断崖と、息を呑むほど美しい白いビーチが広がる海岸線を走っていたり。とにかく見どころが満載です。西オーストラリア州の旅では、さまざまな選択肢を楽しむことができるのです。
ロードトリップで、どんな瞬間が特に心に残っていますか?
毎回必ず心を動かされるのが、オーストラリアの内陸部「アウトバック」の夕焼けです。バックミラーをふと振り返ると、夕陽に照らされた砂ぼこりが舞い上がっていて、その景色に思わず見とれてしまいます。そんな何気ない瞬間に、いつも感動します。それと、あの果てしない空ですね。走っていると、広大な空間がどこまでも続き、空がとてつもなく大きく感じられます。空はライラック色からオレンジ色へと、息を呑むようなグラデーションに染まり、そこにいつも太陽の光が差し込んで... 本当に特別な光景になります。
西オーストラリア州の広大さを伝えるのは簡単ではありませんが、ドローンを飛ばして地平線を見渡せば、特別なことをしなくても印象的な写真が撮れてしまいます。特に、Troopy や人物を写真に入れてそのスケールを見ると、この州のとてつもない広さに圧倒されます。
そういった魅力が、ステーション・ステイをお好きな理由にもつながっているんですね。
ステーション・ステイがこれほどユニークなのは、ノース・ウエスト (North West)からコーラル・コースト (Coral Coast)まで、地域によってまったく違った魅力があるからです。ですから、ひとつのステーションから別のステーションへ2時間ほど移動するだけで、まったく異なる体験ができるのです。
ロードトリップにぴったりの音楽はありますか?
それぞれのエリアごとに、独特の雰囲気があるんです。サウス・ウエスト (South West)には深い森とどこまでも続く美しい海岸線があって、ボン・イヴェールのような、心地よいチルアウトな音楽がよく合います。ゴールデン・アウトバック地区 (Golden Outback)に入ると、少しブルージーなロックのバイブに包まれます。テーム・インパラやロード・ヒューロンのような感じですね。コーラル・コースト(Coral Coast)に向かうと、もう少しトロピカルなムードが漂います。フレンチ・ニューウェーブの影響をちょっぴり感じるような音楽、たとえばポロ&パンとか、海沿いの町の雰囲気にぴったり合うリミックスをよく聴きます。そして北西部ではいつも、オールドブルースが多くなります。古き良きオーストラリアのカントリーな雰囲気にとてもよく合うんです。
西オーストラリア州を広く旅されて来ましたが、中でも訪れるたびに夢のようだと感じる場所はどこですか?
イズラライト湾(Israelite Bay)を過ぎて、南西側の海岸をさらに進んだ、州の端のあたりですね。エスペランス (Esperance)を少し過ぎてイズラライト湾へ向かい、そこからさらに進むと、ビルブニャ砂丘(Bilbunya Dunes)という場所にたどり着きます。山のようにそびえ立つ巨大な砂丘が連なる場所です。その一帯のビーチは、グレート・オーストラリア湾(Great Australian Bight)まで続いています。湾に面したそのビーチでキャンプをすることもできるんです。夕日も、ロケーションも、そこへ向かうドライブも、すべてが、訪れるたびに夢のような体験です。
ロードトリップを始めた頃、特に驚いた風景のひとつが塩湖でした。ゴールデン・アウトバック地区のピタラ(Pithara)周辺やウォンガン丘陵(Wongan Hills)を少し過ぎたあたりまで行ったときに、虹のようにさまざまな色に染まる塩湖を目にしたんです。そこは、今でも大好きな場所で、カメラに収めたい景色です。
ドリーマーとは何ですか?
ドリーマーとは、普通とは違うことをするのを恐れない人のことです。夢を持ち、それをただ追いかける人。他人がどう思おうと、どう感じようと関係ありません。私の場合、最初のきっかけは車に乗って旅に出ることでした。この美しい州、そしてこの美しい国を旅して回りたいという夢があったからです。でもそれは、多くの友人や家族にとって、とても奇妙に思えたようです。けれど、そうした社会の枠から一歩外に出てみると、自分自身や、自分にどんなことができるのかについて、本当に多くのことを学べると思います。私にとってドリーマーとは、自分という存在を丸ごと知ろうとし、自分の可能性を確かめようとする人のことです。
私にとって旅とは、「自分を見つける」ことではないとずっと思ってきました。むしろ、自分をつくり上げていくこと。小さな田舎町や地元の小さなパブで、ふと心に響くような小さなかけらをたくさん見つけながら、自分というものを形成していくことだと思います。