西オーストラリア州の特集記事
このページでは、西オーストラリア州で体験できるバリアフリーの見どころ(水・陸・空)で人気のスポットや最新のスポットを紹介します。
西オーストラリア州はインクルーシブでバリアフリーな観光に力を入れており、あらゆるお客様にアドベンチャーを楽しんでいただくための工夫が各地で取り入れられています。ジオグラフ港(Port Geographe)でスワン・ダイブ(Swan Dive)が催行する水中アドベンチャー、車椅子でも安心して利用できるコッテスロー(Cottesloe)やニンガルー・リーフ(Ningaloo Reef)のビーチ、オプタス・スタジアム(Optus Stadium)の屋根まで上るスリル満点のツアー「バーティゴー(Vertigo)」など、西オーストラリア州では誰もがさまざまなアクティビティにチャレンジできます。また、国立公園内の自然遊歩道のほか、パース動物園(Perth Zoo)や西オーストラリア州立博物館ブーラ・バーディップ(WA Museum Boola Bardip)なども、多様なニーズを持つ方が楽しめる人気の観光スポットです。では、アドベンチャーと大自然と豊かな文化が融合する西オーストラリア州の見どころを、以下で詳しく見ていきましょう。
水辺と水中でのアクティビティ
バッセルトン(Busselton/Undalup)のジオグラフ港(Port Geographe)を拠点とするスワン・ダイブ(Swan Dive)は、障がいを持つダイバーをサポートする国際団体「ディスエイブルド・ダイバーズ・インターナショナル(DDI)」と協力して、バリアフリー対応のダイビング・プログラムを運営しています。このプログラムでは、オープンウォーターでのダイビング・ライセンス取得に必要なスキルを誰もが学べます。スワン・ダイブでは、バリアフリー設備を取り入れたダイビングボートも用意されています。
バッセルトン、バッスルトン桟橋
西オーストラリア州では車椅子でも安心して利用できるビーチが増えています。パース周辺で無料のビーチ用車椅子が用意されている場所には、コテスロー・ビーチ(Cottesloe Beach)、シティ・ビーチ(City Beach)、ソレント・ビーチ(Sorrento Beach)、ヒラリーズ・ボート・ハーバー(Hillarys Boat Harbour)などがあります。また、ロットネスト島役所(Rottnest Island Authority)もビーチ用車椅子を無料で貸し出しています。
世界遺産のニンガルー・リーフ(Ningaloo Reef/Nyinggulu)に広がる自然の驚異は、車椅子でも体験できます。コーラル・コースト(Coral Coast)のコーラル・ベイ(Coral Bay)やターコイズ湾(Turquoise Bay)に行ってみましょう。ビーチ用車椅子を無料でレンタルできます。
マンジュラ(Mandurah/Mandjoogoordap)で毎年年末に行われるクリスマス・ライト・クルーズ(Christmas Lights Cruise)は大人気のアクティビティで、マンジュラの川沿いに建ち並ぶ家屋が美しくライトアップされる光景をクルーズ船から眺められます。マンジュラ・クルーズ(Mandurah Cruises)は感覚過敏の症状を持つ方に配慮したクルージングも催行しています。特別ツアーは、参加者を少数に限定して、音楽は流さず、照明を落とした柔らかい光の中で催行されます。
高所でアドベンチャー
パース(Perth/Boorloo)のオプタス・スタジアム(Optus Stadium)では、観光客向けの新体験「バーティゴー(Vertigo)」がスタートしました。バーティゴーは、競技場を見下ろす40m の高さに設けられたフェンスのないプラットフォームの縁に沿って歩く体験で、車椅子をご利用の方でも参加できます。世界屈指の美しいスタジアムの屋上までエレベーターで昇ると、パースとスワン・リバー(Swan River/Derbarl Yerrigan)の見事なパノラマが眼下に広がります。
パース、オプタス・スタジアムのオゾン
スカイダイビングのスリルを味わいたい方は、アイフライ・パース(iFly Perth)にトライしてみましょう。障がいの有無を問わず、誰もが屋内スカイダイビングを楽しめます。アイフライ・パースは「空を舞う夢は、誰でも叶えられる」をモットーに、さまざまなニーズを持つ方がスカイダイビングを楽しめるバリアフリーな空間を提供しています。
自然と動物を愛する人のためのパラダイス
パース動物園(Perth Zoo)は、西オーストラリア州の各施設で障がいを持つ方の付き添いを入場無料にできるカードを発行している団体から「今年のコンパニオン・カード協力団体(Companion Card Affiliate of the Year)」賞を過去に受賞しており、誰もが安心して楽しめる動物園の運営に尽力しています。パース動物園では、記号や絵を活用したマップを無料で配布しており、インタラクティブな展示や感覚に訴える特別な体験を楽しめる施設が分かりやすく記されています。また、お手洗いの場所や聴覚に重点を置く飼育員のトークが実施される場所なども記されているので、あらゆる方が各自のニーズに合わせた見学を楽しめます。
パースでアウトドア体験を主に催行しているツアー会社「オフ・ザ・ビートゥン・トラック(Off the Beaten Track)」は、障がいを持つ方が自然と触れ合う楽しみを実感できるテーラーメイドの体験を熟練ガイドがアレンジする「ハイク・アビリティ(Hike-Ability)」プログラムを実施しています。プログラムの内容は、ショートコースの初心者向けから複数日の上級者向けまで、個人と団体のどちらにも合わせてフレキシブルに調整できます。
さらに、西オーストラリア州全域に点在する国立公園にはバリアフリー対応の遊歩道や展望デッキなどが各所に整備されており、どなたでも大自然に親しむことができます。特に、ルーウィン・ナチュラリスト国立公園(Leeuwin-Naturaliste National Park)では、マーガレット・リバー(Margaret River)地域を代表する大スケールのハイキングコース「ケープ・トゥ・ケープ・トラック(Cape to Cape Track)」のスタート(ゴール)地点となるナチュラリスト岬灯台(Cape Naturaliste Lighthouse)から伸びる3.5km の遊歩道上にあるシュガーローフ・ロック(Sugarloaf Rock)展望台から、素晴らしい眺めを望めます。
ルーウィン・ナチュラリスト国立公園、オフ・ザ・ビートゥン・トラックのツアー
さらに、ルーウィン・ナチュラリスト国立公園では、ニールギー洞窟アンシエント・ランド・エクスペリエンス(Ngilgi Cave Ancient Lands Experience)が11月24日(金)に本格スタートしました。この体験では、マーガレット・リバー地域で6億年もの歳月にわたって生命を育んできた自然とこの地域で生活を営んできた先住民の歴史を紐解きます。ニールギー洞窟アンシエント・ランド・エクスペリエンスでは、大自然が広がるブッシュランドの各所に設置されたインタラクティブなインスタレーションを見学しながら周辺の地形が形成された過程を学び、石灰岩の洞窟を探検し、この土地で6万年もの歳月にわたって生活を営んできたワダンディ(Wadandi)族に親しみ、この地域に生息する動植物について知識を深めます。マーガレット・リバー地域の洞窟をもっと探検してみたい方は、長い木道を進み最初の洞穴に入るマンモス・ケーブ(Mammoth Cave)に行ってみましょう。
マーガレット・リバー地域、アンシエント・ランド・エクスペリエンス
ウォール・ポール・ノーナラップ国立公園(Walpole-Nornalup National Park)内に広がるバレー・オブ・ザ・ジャイアンツ(Valley of the Giants)には、地上40m の樹冠の高さに歩道が設置されており、スリル満点のウォーキングを体験できます。バレー・オブ・ザ・ジャイアンツでは、改修を終えたアンシエント・エンパイア・ウォーク(Ancient Empire Walk)がこのほど再オープンし、400m の距離を車椅子で移動できるようになりました。敷地内では、車椅子やベビーカーを無料でレンタルできます。
さらに、アルバニー(Albany/Kinjarling)のトーンダーラップ国立公園(Torndirrup National Park)にあるザ・ギャップ(The Gap)や、カルバリ国立公園(Kalbarri National Park)にあるカルバリ・スカイウォーク(Kalbarri Skywalk)なども、大自然の驚異を間近に感じられる注目のスポットです。
アート&カルチャー
西オーストラリア海事博物館(WA Maritime Museum)とパース市内にある西オーストラリア州立博物館ブーラ・バーディップ(WA Museum Boola Bardip)の両施設は、バリアフリーのニーズを持つ方が楽しめるテーラーメイドの体験を用意しています。特別なニーズに対応するための工夫として、五感を使って読み取るマップや静かなスペースなどが取り入れられているほか、感覚過敏の症状を持つお子様のためのグッズが入った特別リュックサックが配布されています。オースラン(オーストラリアの手話)通訳者も手配可能です。
パース、西オーストラリア州立博物館ブーラ・バーディップ
パース市内にあるヒズ・マジェスティーズ・シアター(His Majesty’s Theatre)では、触覚を主に活用するツアーが催行されています。ツアー参加者は舞台で実際に使用される道具類を紹介してもらい、出演者の衣装や舞台装置などに触れながら舞台袖の位置を理解して、劇場の様子を詳しく知ることができます。
一方、アルバニー(Albany)の国立ANZACセンター(National ANZAC Centre)が今年改修を終えて再オープンし、今まで以上に充実したバリアフリー設備を利用できるようになりました。
(情報:2024年2月現在)