絶滅の危機に瀕しているジュゴンは、自然界で唯一の草食性の海生哺乳類です。海牛と呼ばれるゾウの仲間のセイウチに似ており、体長は3メートル、体重は400キログラムにもなります。世界中でジュゴンは乱獲され、絶滅寸前まで追い込まれています。

シャーク湾の海域には1万頭のジュゴンが生息していると推定されており、これは世界に残存する個体数の10%に相当します。ジュゴンはニンガルー・リーフ沿いで時々見ることができます。

シャーク湾は、絶滅危惧種のこの哺乳類の生息地としては世界最大かつ最も安全な場所の 1 つです。人魚の伝説と深く結びついているこの用心深く、内気で好奇心旺盛な生き物は、最長 70 年生きることができます。

ジュゴンの繁殖率は非常に低く、メスは12～17歳になるまで最初の子を産みません。ツアーに参加すれば、野生のジュゴンを観察できる貴重な機会が得られます。

一年中見ることができますが、春 (9 月、10 月、11 月) によく見られます。モンキーマイア、デンハム、コーラル・ベイ、エクスマウスから出発して、シャーク湾またはニンガルー海洋公園への野生生物クルーズまたは遊覧飛行に参加し、西オーストラリア州の愛らしいジュゴンを発見してください。