太古の赤い土壌が広がる火星のようなこの大地を裸足でしっかり掴み、視線を夜空に移すと、さらに太古の昔に放たれた、私たちの銀河系からの光が目に入ります。
ブルームへようこそ。地理的に北半球の星座も南半球の星座も見ることができる、星空好きにはたまらないスポットです。
「星や惑星を見上げると、全てはあるべき所に存在しているのだ、だから私たちもあるべき所に存在しているに違いない、と気付きました」。そう言うのは、ブルームに拠点を置くGreg Quicke's Astro Toursのオーナー兼経営者で、宇宙と深いつながりを持つグレッグ・クイックです。

Greg Quicke Astro Tours
グレッグは、少しユニークな経緯で天文学者になりましたが、話を聞くと完全に納得できます。ブルームに長年住んでいたグレッグは、まずは器用な修理工になりましたが、その後真珠採集業に興味を持ちました。それがきっかけで、天空の世界への関心が花開きました。「真珠採集をしたことが、天文の世界への最初の1歩でした。日々の暮らしが、月によって生じる潮の満ち引きに支配されるのですから!」
グレッグは、とても実用的な天文学の知識を、関心のあるブルームの人々や観光客に対して、1995年から伝え続けてきました。それにしても、なんと牧歌的な地でしょうか。光害がほとんどないため、夜空はより大きく、より明るく、より華々しく感じられます。「ブルームは特別な場所です。ここでは、起きる現象の全てがより大きく感じられます」と、グレッグは言います。「潮の満ち引きも、様々な色も、バラマンディも、より大きいのです。それに、ブルームでは人々の心もより大きいのではないかと思われるほどです」
大きな望遠鏡、レーザー、そしてユーモアのセンスを携えて、グレッグは来訪者を2時間かけて、極めて刺激的な宇宙の旅に連れて行ってくれます。その内容は、天文学と哲学が半々です。グレッグは、この体験を通して、星空好きの人々が、星であれ、私たちの地球であれ、そこに暮らす全ての人であれ、あらゆるものはまさにあるべき所に存在しているのだという本質を見抜く力をつけてくれると良いなと思っています。ということで、自然体で旅を楽しんでください!
そして、グレッグは、宇宙についてさらに知りたい人には、「それなら星空の下に行って見上げるだけですよ」とアドバイスします。どうやら、見つめれば見つめるだけ、たくさんの発見があるようです。
ブルーム地域から宇宙を巡る旅を始めたければ、ダンピアー半島のバーディー地区とニュルニュル地区が探検できるアーディー文化街道を進んでみませんか。6日かけて、ケーブル・ビーチやケーブ・レヴェックなど、この地域屈指の景観を楽しめます。そこでは、地元のバーディー族の人々に加わって、槍で魚を捕まえたり、カニを捕まえたり、ブッシュ・タッカーを採集したりできます。

ブルームのローバック湾
旅の3日目には、レベーク岬からCygnet Bay Pearl Farmに向かいます。その途中で、驚嘆のバッカニアー諸島の景観を遊覧飛行で上空から眺めるか、ボートでホリゾンタル・フォールズまで行ってビーチを独り占めして漂流者のように自分だけで時間を過ごしてみませんか。
その次の2日間は、真珠養殖場の見学、地元の人々とのブッシュウォーク、4輪駆動車での冒険、それにビーチでのラクダ乗り体験など、近い距離で何でも思いのままに過ごせる地域が続きます。何をしたいか決められなかったら、星を見上げてみてください。そうすれば自ずとしたいことが絶対に見えてくるはずです。